最初の入門にしくじって、出戻りから、春風亭柳朝の落語家人生ははじまった。<br />気っ風うが良くて喧嘩っ早い、そのうえ野暮が大嫌い。<br />おまけに酒と博奕には目がなくて、女も好きの道楽三昧。<br />しかし、落語のセンスは抜群で、やがて、立川談志・三遊亭円楽・古今亭志ん朝に並ぶ四天王の一角を担うようになったのだった……。<br />粋を貫きとおした、これぞ江戸っ子芸人の破天荒な生涯を描く。<br />