フルトヴェングラーからアバドまで、20世紀の名指揮者28人をとりあげ、それぞれの演奏の魅力と特質を論じる。<br />実演やレコードによって具体的に音楽の本質を浮き彫りにしながら、人間性そのものにまで迫る本格的指揮者論。<br />単なる演奏評の枠を突き破って音楽の世界の深奥をさし示したこれらの批評は、日本人によって書かれた指揮者論の頂点と言えよう。<br />