一途に思っているのは本当なのに、なぜだかいつも傷つけてしまう。<br />でも恵子は、傷ついても傷ついても、あの優しい微笑みを忘れずに、僕を見つめ、僕を包み込んでくれていた……。<br />そんな天使に幸せを! その日暮しの貧しさでも、愛の巣づくりに真剣に取り組む二人。<br />行く先知れぬ青春の迷路を手さぐりで歩む愛のかたちを、二人に優しく寄り添うようにして追う、爽やかな恋愛小説。<br />