おやすみ、こわい夢を見ないように
「あいつぜってえぶっころしてやる」――ねえ、ここでやろうよ、と誘ったら剛太はたやすく応じるだろう。
スカートに手を入れて、パンツをはぎ取って、自分の性器を突っ込もうとしてくるだろう。
そのときだ、すばやく体を反転させ、殴りつけ、首の付け根を締めつけて――。
人を殺したいと思ったこと、ありませんか? しつこい元彼を、欠点ばかり言う夫を、目の敵にしてくる教師を。
誰もが抱く、ごく日常的な悪意の瞬間を描いた7つの物語。
これはあなた自身のことかもしれない。
ただし、殺す方か、殺される方かは、あなた次第……。
更新中です。しばらくお待ちください。