刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。<br />中学2年の夏にあの事件が起こるまでは――恐怖、怒り、後悔、そして絶望。<br />生涯拭えぬ過ちとトラウマを抱えたまま、各々の人生を歩んでいた4人。<br />求め合う体と秘めたる想いが、さらなる苦悩を呼び、暴力の行き着く果てに究極の愛が生まれる。<br />著者渾身の長編ノワール!