生きる道なんて誰にも選べない――。<br />実は組長の娘だった彼女と、それでも一緒にいるために、俺は新米任侠になるしかなかった。<br />監視役だと思っていた不器用で無愛想な男は、気が付けばかけがえのない相棒になっていた。<br />人間関係に悩み、生き方に迷い、時に悪意に翻弄されながらも、大切な人たちとともに、俺はこの道を歩み続ける。<br />夜を駆ける二匹の獣の生き様に胸が熱くなる青春小説。<br />