あなたは架見崎の住民になる権利を得ました――。<br />高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。<br />そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。<br />内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。<br />トーマが生きている? 手がかりを求め、指定されたマンションを訪れると……。<br />戦争。<br />領土。<br />能力者。<br />死と涙と隣り合わせの青春を描く「架見崎」シリーズ、開幕。<br />