「都知事狙撃事件の真犯人、その正体は……」新聞社を辞め、フリーの記者となった天宮理宇の告発は、ウェブを介して拡散し、世論が動き始める。<br />だが、それは隠された秘密の一端に過ぎなかった。<br />事件の鍵を握る男、アル・ブラク。<br />シリアからの難民。<br />メディアを牛耳る新聞王。<br />すべての過去が繋がったとき、新国立競技場に再び銃声が鳴り響く。<br />この国の‘危機’を描く、怒濤の長篇サスペンス!