その赤備え軍団は「戦国の伝説」となった――。<br />十四歳の初陣で功を上げられず、父の介錯を務め首を切った山県昌満。<br />心に深手を負い、若き頭領の重圧がのしかかる。<br />だが馬鉄砲の腕を磨き、臣下の窮地を救った昌満は、赤備えの大将として復活。<br />家康と、腹心井伊万千代を震え上らせる戦いを挑んでいく。<br />権謀術数が渦巻く乱世で、最強の赤鬼たちは、いかなる光芒を放ったのか。<br />鮮烈無比の傑作。<br />
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