極悪非道の養父からやっとのことで逃げ出した佳代は、それまでの不幸を帳消しにしてくれるようなすばらしい恋人とめぐりあった。<br />作曲家を志し、今まさに才能が認められようとしている青年・悠介。<br />夢に見た幸せまではあと一歩だ。<br />けれどもその佳代を、はるか天空からじっと見つめ続ける知的生命体たちがいた……。<br />広大な宇宙を背景に、甘く、優しく、暖かく描かれた、小さな愛の物語。<br />