秀吉の配下となった八人の若者。<br />七人は「賤ケ岳の七本槍」とよばれ、別々の道を進む。<br />出世だけを願う者、「愛」だけを欲する者、「裏切り」だけを求められる者――。<br />残る一人は、関ケ原ですべてを失った。<br />この小説を読み終えたとき、その男、石田三成のことを、あなたは好きになるだろう。<br />歴史小説最注目作家、期待の上をいく飛翔作。<br />