日向景一郎シリーズ(1?5)合本版(新潮文庫)
「父を斬れ。
斬らねばおまえの生きる場所は、この世にはない」。
謎めいた祖父の遺言を胸に、日向(ひなた)景一郎は流浪の旅に出た。
手挟(たばさ)むは二尺六寸の古刀来国行(らいくにゆき)。
齢(よわい)十八の青年剣士は赴く先々で道場を破り、生肉を啖(くら)い、遂には必殺剣法を体得。
そして、宿命の父子対決の地、熊本へと辿り着く――。
獣性を増しながら非情の極みへと向かう男の血塗られた生を描く、凄絶な剣豪小説シリーズ。
※当電子版は新潮文庫版『日向景一郎シリーズ』第1巻?第5巻の全五巻をまとめた合本版です。
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