大阪万博に沸く日本。<br />絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、父親の実家に一家で移り住むことになる。<br />そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る由緒ある醤油蔵の家だった。<br />家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、少女は大人になっていく――。<br />圧倒的筆力で描き出す、感動の大河小説。<br />