秋津真白(あきつましろ)は、伯母・赤江神楽(あかえかぐら)の遺体の前で目を覚ました。<br />だが、全ての記憶がない。<br />ここ赤江島は、呪術者として穢(けが)れを背負った祖先が暮らした島。<br />屋敷には、ミステリー作家の神楽に招かれた8人が。<br />真白の友人で民俗学研究マニアの古陶里(ことり)の他に、顧問弁護士、ジャーナリスト、担当編集者、旧知の三姉弟たち。<br />伯母を殺(あや)めた犯人はこの中に……。<br />真白と古陶里ペアが挑む、新感覚密室推理。<br />