鉄道のシステムがダウン。<br />都市銀行も同様の状況に陥る。<br />社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。<br />続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。<br />二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。<br />見え隠れする謎めいた‘敵’。<br />組織内部の軋轢。<br />警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。<br />(解説・増田俊也)