次々と語られる、闇に遭遇した者たちの怪異譚。<br />ゲストハウスでほんの一時関わっただけの男から送られてくる、罪の告白。<br />その内容は驚くべきもので……(「さまよえる絵描きが、森へ」)。<br />弟が殺人事件を起こし、一家は離散。<br />隠れ住む姉をつけ狙う悪意は、一体、誰のものなのか(「やがて夕暮れが夜に」)。<br />全五篇。<br />