高校生になった圭太郎は、超常現象なんか信じない平凡な青春を過ごすつもりだった。<br />が、幼なじみの未想(みそう)が持ってきた数理研(実質オカルト研)の廃部室の鍵が、退屈な日々を一変させる。<br />自称超能力者の転校生曖(あい)の「存在しない夏休み」の記憶、その真相は想像を超えた世界の秘密につながっていた。<br />宇宙人なんていない……本当に? すこし不思議でちょっと切ない青春部活系SF大冒険。<br />