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螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。
ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。
でも、それだけだった。
彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。
僕の温もりではなく、誰かの温もりだった……。
もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。
リリックな七つの短編。




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