転落死を遂げたマンガ雑誌編集長、南部正春。<br />悪名は高かったがマンガを深く愛していた。<br />フリーの凄腕編集者・醍醐真司は彼の死に疑問を抱きつつ、後継編集長に就任する。<br />一方、’出版専門の探偵’水野優希も南部の調査を依頼される。<br />やがて昭和史最大の謎「下山事件」が見え隠れし始めて。<br />『20世紀少年』などのヒット作を手がけた元編集者が創作の原点と現場のリアルを描く、傑作エンターテインメント。<br />(解説・澤田康彦)