ある一本の電話が引き金となり、故郷へ赴くこととなった幸人。<br />しかし、それは新たな悲劇の幕開けに過ぎなかった――。<br />村の祭が行われたあの日。<br />一筋の雷撃がもたらした、惨劇の真相と手紙の謎。<br />父が遺した写真。<br />そして、再び殺意の渦中へ身を置く幸人たちを待ち受ける未来とは、一体。<br />著者の新たな到達点にして会心の一撃。<br />