〈まったく信頼出来ない語り手〉による衝撃の超認知症小説「ペニスに命中」。<br />太陽の黒点の異常、電子システムの異常、「お風呂が沸きました」等電子音声の異常、異常の連続を描く表題作。<br />午後四時半を征伐に向かった男が国家プロジェクトに巻き込まれる「奔馬菌」。<br />前人未踏のパラフィクションに挑む「メタパラの七・五人」。<br />錯乱なのか預言なのか。<br />天才筒井の進化が止まらない。<br />衝撃の傑作10編。<br />(解説・佐々木敦)