「僕はやっぱり歩いてゆくだろう……すべての新しいことを知るために/そして/すべての僕の質問に自ら答えるために」(「ネロ」)。<br />19歳でデビュー以来、70年にわたって言葉の可能性を追求し続けてきた国民的詩人。<br />国語教科書の定番「朝のリレー」「春に」、東日本大震災で話題となった「生きる」等、豊饒かつ多彩な作品群から代表作を含め独自に編集。<br />その軌跡をたどり、珠玉を味わう決定版詩集。<br />(解説・小津夜景)