アカネたち五人は、学生時代のバンド仲間。<br />社会人になって解散した後は、それぞれ子育てや仕事、恋愛に奮闘をつづけ、気がつくと、もう四十六歳になった。<br />音楽さえあればゴキゲンだった青春時代とは違う「人生の後半戦」に鬱々としていたある日、あのキヨシローが遠くへ旅立った。<br />伝説の男の啓示に導かれ、五人は再会を果たすのだが――。<br />「ベイビー、生きるんだ」。<br />勇気わきあがる感動長編。<br />