肌を見られたくない、でもこの苦しみを知って欲しい。<br />五十嵐凜、非正規書店員6年目。<br />アトピーの痒みにも変な客にも負けず、今日も私は心を自動販売機にして働く。<br />そこに起こった東日本大震災。<br />本を求める人々。<br />彼女はそのとき、人間の本性を目撃する。<br />現役書店員が描く、圧倒的リアリティで各紙絶賛の話題作。<br />