検事 霞夕子 夜更けの祝電
バツイチのOL・山口美幸は39回目の誕生日を迎えるその日、たった一人で孤独をかみしめながら過ごしていた。
次の日、彼女は後頭部を鈍器で殴打されて、自分の部屋で死亡していた。
部屋には色彩豊かな花瓶に5本の紅いバラと3本のクリーム色のバラが挿されていた。
いったい誰が彼女を殺したのか。
お多福顔でおっとり口調の検事、霞夕子が鋭く解決する「夜更けの祝電」をはじめ、「橋の下の凶器」「早朝の手紙」「知らなかった」の4篇を収録する人気シリーズ。
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