源義経は「判官びいき」に代表されるように、母・常磐御前との生き別れや、兄である頼朝との確執など、その生涯が常に悲劇として描かれた。<br />が、中丸流に史料のウラ側を眺めれば「こいつはただの寿毛平(スケベエ)な男じゃないか」という結論になる。<br />事実、彼は出っ歯で赤毛、色白の小男でカッコよくないという。<br />そんな義経の素顔を求め、大胆な推理と解釈を加えた講談調に仕立てた、爆笑の一代記。<br />