お話の中には、いつも、ぼくのいる場所がある──いつも考えている幼い少年と、なにかを書く仕事をしているパパ。<br />「お子さま携帯」が時々「けいほう」を鳴らす日々。<br />ぼくは何でもパパに聞き、パパは一緒に考える。<br />物語をめぐり、あらゆる場所を訪れ、新しい物語の誕生に立ち会う。<br />「虚無」と戦うものたちの物語。<br />