ヒト型ロボットが実用化された社会。<br />ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。<br />三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。<br />連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せる――。<br />人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。<br />未来へ問いかける科学ミステリ。<br />