大正情緒を引きずる昭和6年、1人の強欲成金が顔を赤いペンキで塗られた異様な死体となって発見された。<br />冤罪を着せられた放蕩息子の牧野心太郎は、真犯人を捕まえるために、タダで探偵をするという奇特な伯爵家の次男坊・黛望(まゆずみのぞみ)を頼る。<br />一方、巷では同様の死体が次々見つかり、「黒影法師」なる者の仕業と噂になっていた――。<br />耽美と退廃が匂い立つ、帝都バディミッション開幕!