満州国演義(一〜九)合本版(新潮文庫)
霊南坂の名家に生を受けた敷島四兄弟は、異なる道を歩んだ。
奉天総領事館に勤務する外交官、太郎。
満州で馬賊を率いる、次郎。
関東軍の策謀に関わる陸軍少尉、三郎。
左翼思想に共鳴する早大生、四郎。
昭和三年六月、奉天近郊で張作霖が謀殺された。
そして時代の激流は彼ら四人を呑みこんでゆく。
「王道楽土」満州国を主舞台に、日本と戦争を描き切る、著者畢生(ひっせい)の大河オデッセイ。
※当電子版は新潮文庫版『満州国演義』一〜九巻をまとめた合本版です。
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