476年、西ローマ帝国が滅び、地中海は群雄割拠の時代に入る。<br />「右手に剣、左手にコーラン」と、拉致、略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。<br />その蛮行にキリスト教国は震え上がる。<br />拉致された人々を救出するための修道会や騎士団も生まれ、熾烈な攻防が展開される。<br />『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作。<br /> ※当電子版は『ローマ亡き後の地中海世界』上下巻をまとめた合本版です。<br />