山形県鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。<br />即身仏が眠る出羽三山と名勝・天橋立で起きた殺人事件を繋ぐ因縁の糸。<br />母と娘、現在と過去、優しい嘘と許されざる真実――。<br />封印されていた秘密が「アマテラスの子」神代静香と浅見光彦を「黄泉の国」へと招き寄せる。<br />そして「もうひとりの光彦」によって、浅見家の名前の由来も明らかに。<br />大好評シリーズ通算第111作、待望の文庫化!