必要最低限の物だけで暮らすライターの男。<br />物だけでなく人間関係にも淡泊で、同志が集うサイトの運営と投資で生計を立て、裕福ではないが自由でスマートな生活を手に入れた。<br />だがある日、その人生に影が差す。<br />自分の昔の所業を知る人物が現れたのだ。<br />過去は物ほど簡単には捨てられないのか。<br />更新される煩悩の現在を鋭く描く。<br />