小鳥店を営む檀野家の平穏な日常は、突然終わりを告げた。<br />息子が通り魔事件で刺殺され、犯人は自殺。<br />地獄に突き落とされた父、母、姉の三人が、悲しみと怒りを抱えながらも足掻き、辿り着いた先にあるものとは。<br />次々に明かされる家族の秘密、ラスト20ページの戦慄、そして驚嘆の終曲。<br />震えるほどの感動が待つ、著者渾身の飛躍作。<br />