嵐吹く時も(新潮文庫)
天売・焼尻島を眼前に望む北海道苫幌村唯一の商店は、中津順平が行商から興した店だった。
妻のふじ乃は美貌と陽気な性格で店を側面から支え、娘の志津代は賢明に成長しつつあった。
順平の留守のある日の深更、志津代は、庭から逃げる男を見た。
月を経てふじ乃は男児を出産。
この時から中津家の人々の人生は、暗転しはじめる。
三浦文学の源流、二組の祖父母をモデルに人生の輝きと儚さを描く。
(解説・難波真実 ※久保田暁一氏の解説は収録しておりません。
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