民間人多数を乗せ、瀬戸内海で体験航海を行うあおぎりに、不時着機からの遭難信号が飛びこんできた。<br />同時に急病人が発生。<br />艦は幾つもの難題を抱えることに。<br />社交的すぎる堀田司令。<br />熱血過剰な晴山飛行長。<br />悩める文学青年、坂上砲術士。<br />個性豊かな上司と部下の力をひとつに合わせ、早乙女艦長は困難な状況を切り拓いてゆく。<br />指揮官の決断。<br />プロフェッショナルの凄み。<br />手に汗握る海上サスペンス。<br />（解説・大矢博子）
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