東南アジアの新興国・R国に、日本が世界に誇る鉄道インフラを売り込め! 四葉商事の相川翔平は、受注競争で中国に負け続きの現状を打破すべく、秘策を練っていた。<br />同じ目標を持つ経産省の官僚、竹内美絵子は、日本の人材レベルの高さに目をつけ、斬新なアイデアを打ち出す。<br />中国に勝つための鍵は、R国の次期首相に立候補したキャサリンだった――。<br />日本再生を予見する、希望溢れる企業小説。<br />(解説・村上貴史)