時を遡ることができたなら。<br />誰でも夢見る力を僕は生まれつき持っていた。<br />そんな能力もさして活用せずにひっそり過ごしてきたけれど、高校に入り初めて恋をする。<br />相手は図書委員の純香先輩。<br />放課後は司書室に入り浸り、僕の青春は色づいていった。<br />けれど夏休み最後の日、先輩は凄惨な死体で発見される。<br />先輩を救うため、僕は時を遡る――。<br />切なくも甘いタイムリープ青春ミステリ。<br />