大正時代、蛔虫退治で評判を取った初代。<br />軍医としてフィリピン戦線を彷徨った二代目。<br />高齢者たちの面倒を見る三代目。<br />そして肥満治療を手がけてきた四代目の「ぼく」はコロナ禍に巻き込まれ――。<br />現役医師でもある著者が、地方に生きる医師四代の家を通じて、近現代日本百年の医療の現場を描く感動作完成!