深夜の高速道路で語られる百物語、学校を彷徨う伝説の幽霊、子連れでの散歩中に遭遇した呪いの物件……。<br />古今語り継がれる「怪談」の数々を、ホラー界の旗手が戦慄のアップデート。<br />精緻な技巧と無慈悲な想像力が邂逅を果たすとき、そこに真の〈恐怖〉が現出する――。<br />「小説」ならではの企みに満ちた、著者真髄特濃短編集。<br />