恋人に去られ孤独なヴィクトルは売れない短篇小説家。<br />ソ連崩壊後、経営困難に陥った動物園から憂鬱症のペンギンを貰い受け、ミーシャと名づけて一緒に暮らしている。<br />生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたヴィクトルだが、身辺に不穏な影がちらつく。<br />他人の死が自分自身に迫ってくる。<br />ウクライナはキーウ在住のロシア語作家による傑作長編小説。<br />