副署長田添杏美が勤める旭中央署は、未解決の少女行方不明事案を抱えていた。<br />そこに新たに女性署長が赴任した。<br />だが杏美に本部の監察から声がかかる。<br />署長に関する極秘の案件だった。<br />同時に手配犯の捜査が動きだし、不審な転落死が発生。<br />剛腕の捜査一課長指揮のもと、事件は異様な展開にもつれこむ……。<br />そして夏祭りの宵、杏美は単独である人物を追い走った。<br />シリーズ完結にして最高傑作。<br />(解説・千街晶之 )