もぐりの探偵JJ 遭遇―夜明け前の聖火リレーあるいは兄弟盃 越冬燕1972
安部宗利が贈る短編小説3編。
【もぐりの探偵JJ】国民年金受給まであと二年の、国に登録をしていない〈もぐりの探偵〉は、元調査依頼者が殺されるという事態に出くわし、〈もぐりの探偵〉こそならではの独特の調査方法で事件の解明に挑んだ。
【遭遇―夜明け前の聖火リレーあるいは兄弟盃】戦後間もないある夜、まだハタチ前だった戦後の昭和の傑物二人が偶然同じ神社に泊まり、明け方、ある約束をする。
【越冬燕1972】一九七二年、新宿の路上で詩集売りをしていた青年には少しだけ普通ではないことがあり、少しだけ普通ではない人々に出会った。
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