水色の思い出
‘赤、黄、だいだい、緑、紫、ばら色……色とりどりの家が、町の路地にずらりと立ち並んでいる’ベネチアのブラーノ島。
島に住む9歳の女の子マリーナは、大好きなロミナばあちゃんから伝統のレース編みを教えてもらえることに――ブラーノの女性が編むレースに込められた‘海の魔女の力’を、島に古くから伝わるセイレンと漁師の物語をモチーフに紡いだ「水色の家の魔女」。
舞台を現代に変えながらも、古い童話の世界観を懐かしむように描いた「ウサギとカメ」など、5つの小品を収録した著者2冊目の短編集。
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