史上、これほど愛された女性がいたろうか――時の最高権力者・白河法皇と、その養女にして最愛の恋人・待賢門院璋子(たまこ)。<br />法皇63歳、璋子15歳。<br />およそ50歳も離れた2人の‘禁断の愛’は、平安という貴族社会を炎上させるほど、激しく純なものだった。<br />月刊「文藝春秋」連載時から話題を呼び、文藝春秋読者賞を受賞。<br />渡辺文学の集大成、ここに誕生!