朝は死んでいた
新宿で知り合った行きずりの女は、二十九歳の銀行員東田に充実した一夜を与えてくれたが、翌朝、再度手を伸ばした女の体は、冷たく冷え切り、上着のポケットには分厚い札束が入れられていた……。
いわれなき殺人罪に問われた東田を救い、特ダネをものにするために週刊誌記者、西岡の活躍がはじまる。
姿なき殺人者を追って、東京から大阪へ神戸へ、記者たちは必死の取材網をひろげた。
あと二日、あと一日、締切に追われながらついに追いつめた真犯人の姿は……。
著者会心の長篇推理。
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