アニマルの謝肉祭
モード界の新星として活躍のヘアデザイナー、楯林は型破りの手腕とセンスを併せ持ち、精力的に仕事をこなしていた。
しかし、彼は華やかな生活の陰で、頭にこびりついて離れない、ふたつの記憶に苦しめられていた。
ひとつはマザー・グースの七曜歌。
もうひとつは三本足の烏。
いつ、どこで、誰が彼に奇妙なふたつの記憶を刻んだのか。
やがて起こる放火殺人事件を皮きりに、刺殺未遂、同性愛者からの脅迫が彼を襲う。
華麗な美容界を舞台に、妖しくも不吉なドラマが進行する傑作長篇推理。
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