鎌倉の秘めごと
大学教授の夫とは没交渉、官能の歓びを知らない翻訳家の奈子。
彼女は、とあるパーティでささやかれた声が耳から離れないでいた──「感じそうな体だ。
後ろから入れてみたい」。
ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの貴重な回想録を探していた奈子は、持ち主の自宅を訪ねることになった。
その男こそ声の主、サド研究家の今泉だった。
鎌倉の洋館で秘かに始まった今泉の‘レッスン’。
この淫らな姿は研究のためか、愛のためか…。
奈子の内で次第に強い欲望が芽生えていた。
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