合本 翔ぶが如く (一)?(十)【文春e-Books】
司馬遼太郎畢生の大長編、全十巻合本版。
西郷隆盛と大久保利通。
ともに薩摩藩の下級藩士の家に生まれ、幼い時分から机を並べ、水魚の交わりを結んだ二人は、長じて明治維新の立役者となった。
しかし維新とともに出発した新政府は内外に深刻な問題を抱え、絶えず分裂の危機を孕んでいた。
明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発。
西郷は自ら主唱した‘征韓論’をめぐって大久保と鋭く対立する。
それはやがて国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく――。
西郷と大久保、この二人の傑人を中心軸に、幕末維新から西南戦争までの激動を不世出の作家が活写する。
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