戦争で家も家族も失った、紙芝居屋の蒲生(がもう)太郎。<br />かつての戦友の誘いに応じて秋田にやってきたら、そこは人生観がくるりと変わる別世界だった! 温厚な金木医師、マタギ免許皆伝のイワオ、色っぽい敏子、そして悪戯ばかりの悪ガキども。<br />秋田で暮らす決意をした太郎は、戸惑いながらも田舎の暮らしに溶け込んでいく。<br />終戦直後の秋田の山奥にあったパラダイス的な生活を、いきいきとユーモアたっぷりに描く。<br />読めば心が豊かになる、ふるさと賛歌!